観光地として人気の高い「鞆の浦」にある「鞆港」から発着するフェリーを利用して行くことができます。フェリーはそれほど大きくないため、乗船可能な台数は普通車で5台程度です。また便数も1日5本程度と多くないので乗り遅れないように気をつけましょう。
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「走島」にはフェリーの発着する「走島港(本浦港)」のほか、島の東側に「唐船港」、南側に「浦友港」があり、2020年9月調査時は釣りをすることができるようでした。当サイトでは
走島・走島港
走島・唐船港
走島・浦友港
として時計回りに紹介しています。
走島・走島港
「鞆港」からのフェリーが発着する「走島港(本浦港)」には、西側の比較的新しい「長波止」、フェリー桟橋の北の「中波止」、桟橋からすこし離れた「東波止」があり、2020年9月調査時では釣りをすることができます。
長波止
トイレ:船着場付近にアリ
自動販売機:アリ
常夜灯:東波止はアリ
電線:東波止はアリ
係留船:東波止の港内は多い
昔は「加治屋新波止」と呼ばれていた沖一文字波止は、工事によって手前が埋め立てられて地続きとなり、歩いて行けるようになりました。2020年9月調査時は「長波止」付け根付近にフェンス、コーナーに柵(?)が設置ありましたが、どちらもカギはかかっておらず先端まで行くことができます。カギがかかっていなかったのは偶然かもしれないため注意が必要です。またコーナー付近に設置された柵に立入禁止の看板はありませんでしたが、通行させないように設置されたようなので近づかないほうが良いと思います。
長波止はフェンスで囲まれた建物の裏から長く続いています。波除けの高さはやや低く幅は標準的ですが、先端付近の波除けは幅が広くなっています。下の部分は全体的に広く、足場は非常に良いですが、海面まで高さがあるため、低潮位時は長めの玉網が必要になります。また波止に常夜灯は設置されていないので、夜釣りの場合はヘッドライト等を持参しましょう。波止のフェンスが施錠されていても波止は長いので、多人数で釣行しても釣り座に困ることはないと思います。
釣り場としては付け根付近は岩やテトラが多く、投げ釣りは厳しいと思います。ウキで流したり岩やテトラの隙間を探り歩くと面白いでしょう。
L字型波止
フェリー桟橋のすこし西にある「L字型波止」は比較的長さのある波止です。波除けはやや高く、上の部分の幅は標準的で常夜灯は設置されていません。下の部分の幅は広いものの漁具が多いため注意が必要です。
情報誌でも紹介されたことのある人気ポイントでしたが、西の「長波止」ができてからは入釣者が少なくなりました。港内向きは係留船やロープが多く、海底にもゴミが多いため、釣りは控えたほうがよいでしょう。また船の出入りも多いので注意が必要です。
沖向きは潮通しがよく、水深もあるため近投でも釣果が多く報告されていますが、波除けがやや高いため船の往来には注意しましょう。また投げ釣りでは仕掛けが流されると根掛かりが多発する場所もあるため、エサや仕掛けは多めに準備しておきましょう。
釣り場としてはアイナメ、アコウ、アジ、イワシ、カサゴ、カレイ、キス、コブダイ、サヨリ、スズキ、チヌ、ベラ、マダイ、メバル、イカなど、多くの釣果が報告されています。
東波止
「走島港」の「東波止」は桟橋から港内奥をグルッとまわって行くことになり、徒歩だと10分ほどかかるので荷物はコンパクトにまとめておきましょう。
波止は緩やかにカーブしており、波除けの高さや上の部分の幅は標準的です。結構長さはありますが、付け根付近はやや浅く、港内向きは係留船やロープ、海底にはゴミが多く、沖側には「沖波止」があるため、釣りができる場所はあまり広くありません。波止に設置された常夜灯は付け根から中間までは電線がありませんが、中間から先端には電線がやや低い位置にあるため注意が必要です。
波止の周囲には敷石が入っており、低潮位時は幅広く露出し、波止上からは若干釣り難くなるので、波止上から釣る場合は高潮位時に釣行しましょう。低潮位時は露出した敷石上から竿を出すことができますが、滑りやすく隙間も多いので注意が必要です。また船の往来も多めなのでトラブルのないように気をつけましょう。
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走島・走島港広島県福山市走島町前の釣り場-平の波止
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