「百島」の南にある「泊港」は「福田港」から自転車で約10分で行くことができます。ただし坂を越えて行く必要があるため、荷物はコンパクトにしておきましょう。また「泊港」から「福田港」へ帰る場合は、若干道に迷う可能性があるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
2020年9月調査時は港の近くに商店や自動販売機があり、短波止付け根にはトイレも設置されていました。港には「へ」の字型をした北の「長波止」、南の「短波止」があり、どちらもフェンス等は設置されておらず、釣りをすることができます。港付近には民家が多いため、夜間早朝は音を出さないように気をつけましょう。
トイレ:アリ
自動販売機:アリ
常夜灯:港内にアリ
電線:港内にアリ
係留船:少ない
長波止
「へ」の字型をした「長波止」の付け根付近は浅いものの、コーナーから先端にかけての沖は水深があり、適度に潮が流れます。波除けの高さや幅は標準的で、足場は広く、頭上に電線もないため釣りやすいですが、常夜灯が設置されていないので、夜間早朝はヘッドライト等を持参する必要があります。
釣り場としては投げ釣りでアイナメ、アコウ、カレイ、キス、ベラ、ウキ釣りでサヨリ、セイゴ、チヌ、メバル、エギングでイカが狙えますが、近年はあまり釣れなくなったそうです。港内向きは係留船やロープが少なく、潮が緩やかで釣りやすいポイントです。付け根からコーナーまでは浅いですが、コーナーから先端にかけては港内向きでも適度に水深があるため、広範囲に釣り歩くと面白いでしょう。
短波止
「泊港」の南側の「短波止」は文字通り短い波止で、周囲に敷石が入っており、先端は枝分かれしています。波止の付け根横には砂浜が広がっていますが、先端付近は適度な水深と潮の流れがあり、なかなか良い雰囲気でした。砂浜側の波止は波除けのないフラットな足場ですが、砂浜向きは階段状になっているので気をつけましょう。
波止は短いため釣れる範囲は狭く、船の往来にも注意が必要ですが、波止の周囲に入っている敷石沖をウキで流せばカサゴやセイゴ、チヌ、メバル、投げ釣りではアイナメ、カレイ、キス、ベラが狙えそうです。情報誌ではアコウやイカも狙えるポイントとして紹介されています。
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百島・泊港広島県尾道市百島町前の釣り場-百島・福田港
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新版 空撮 波止ガイド岡山・備後・しまなみ海道版